たかやま歯科医院ブログ

2020.06.07更新

5月7日から制限・模索しながらですが診療を再開し約1ヶ月が立ちました。緊急事態宣言発令後休診してからだと約2ヶ月です。その間に得られた情報から今まで私どもが取り組んでいた院内感染対策が新型コロナ感染症に対して有効なのかという検証をし、更に何か取り組む事でレベルを上げることができるのかという事に関してお伝えする必要があると考え発信させていただきます。

新型コロナ感染症の感染リスクが世界1高い職業が歯科医療従事者であると皆様もニュースで見られてると思いますが、そうではなくそもそもこれまでの全ての感染症においてもそうであり、だからこそ院内感染対策については拘ってできる限りの事はしてきましたが、今回の新型コロナに対して当医院の対応は果たして有効なのか?という検証と更なる準備が必須と考え一旦休診としました。

まずは平成11年東大阪にて初めて開院して以来約20年間してきた事の検証として

1、治療に使い患者様に接した全ての器具器械の使い捨て、消毒、滅菌の徹底

2、1患者様毎に診療チェアーの消毒

3、タブレットを防水袋に入れて1患者様毎に消毒

4、全ての診療チェアーに口腔外バキュームの設置し治療時に使用

5、診療チェアー等使用する水の水質管理の徹底

6、義歯、被せ物等に対し患者様の口腔内から取りだす毎に消毒した後削合調整

以上は新型コロナ感染症含め非常に有用で、揺るぎなく今後も務めていく次第です。5月7日から診療再開するにあたり分からない中でできる限りの対応をまずはするという方針のもと何ができるのか?何が必要なのか?という点で模索しながら取りあえずやってみた事は以下の通りです。

1、診療時間の短縮、予約時間の間引きによる密の回避

2、ソーシャルディスタンスの確保→患者様の待合室、診療室内の間隔の確保

3、換気の徹底

4、診察券保険証の確認方法→スキャニングを避け預からず目視、必要であれば写メ、ポストイットに予約日記載で対応

5、スリッパ、ティッシュの撤去→使い捨ての用意、患者様の持参で対応

6、治療費のお金、問診表は患者様自身にジブロックに入れてもらいそのまま煮沸消毒

7、防護衣代わりとしての雨合羽の着用

8、加湿器・噴霧器を使用したEO水(酸化電位水)等の院内噴霧

9、治療前の患者様にEO水でのうがい

その後色々な情報を得た上で、今回の新型コロナ感染症に対する私どもの認識は

1、感染力は強力ではない。つまり今までの院内感染対策が歯が立たない訳ではなく従来の滅菌、消毒作業は功を奏し、次亜塩素酸系、アルコール系、煮沸等適切に行えば全く問題ないと理解した。

2、だが感染持続力は想像を上回るようで、ウイルスが付着して放置すると紙幣表面で2日、ステンレス・プラスチック表面で4日、マスク表面で7日後も感染力があり検出なしまで各4日、7日、14日という事実で、これも今では皆様院内感染源がタブレットからとニュースで確認してるかと思う。

やはり「感染持続力」が強いという点と歯科医院ならではのエアロゾル、マイクロ粒子にどう対応するかという点です。

飛沫だけであれば飛んで落ちてで一般的な「新しい生活様式」的対応でもいいかもしれませんがエアロゾル、マイクロ粒子となると話は別です。数分〜数十分間空間に漂う、ここの対応をどうするのか?

あえてお伝えしますが歯科医院は基本お口の問題に対応する診療所です。ここ最近PCR検査を唾液ですると見受けられます。新型コロナの受容体が舌、唾液線に多くウイルス量が多いからPCR検査出来ますよという事です。歯科医院における治療とは?キィ〜ンっていう音はご存じですね。虫歯治療、歯周病治療において例えば削合するためのエアータービン、歯石除去のためのエアースケーラー等ハンドピースという物をを使用する訳ですが圧縮された空気を噴出し1分間に何十万回転で動作させ冷却のため水も口腔内に噴出させて歯科治療を行う、ある意味エアロゾル製作工場です。ウイルスが多く潜んでる場所で治療行為を行う事に対する危機感なく対応をしないという事はあり得ない訳です。この点については従来から導入してる口腔外バキュームや水質管理が非常に有効である訳ですが更なる「安心・安全」の為にEO水を加湿器・噴霧器にて噴霧させて診療しています。EO水とは?酸化電位水、強酸性次亜塩素酸水とも言います。当院においては以前より生成器(EO-005生成器)を2台導入していて院内の消毒・殺菌だけでなく治療においても使用し人体に無害で非常に有用で重宝してきました。「次亜塩素酸水」というと最近ニュース等で消毒・殺菌に対する有効性が疑問視されるようなネガティブな報道が目立ちます。加湿器等による噴霧についても人体に悪影響があるかのごとく伝えられてもいる様ですが、私自身は全くそう思っていません。

一般的に消毒・殺菌薬というと次亜塩素酸系、アルコール系、オキシドール系が頭に浮かびます。私どもも実際診療において適材適所で使用していて消毒・殺菌効果の高さも基本的にこの順と認識しています。次亜塩素酸系は消毒・殺菌効果が高いものの取り扱いにやや難がある、漂白作用、金属腐食作用、臭い、分解していくため消費期限が短い等で、この辺りをどうにか改善し取り扱いし易くして商品化されてる物が色々あります。また空間除菌消臭の為の次亜塩素酸系加湿器・噴霧器も色々なメーカーから発売されています。これらは今回の新型コロナ感染症パンデミックが起こる前から発売されていて多くが有効性を認知されています。次亜塩素酸系だけでなく全ての消毒・殺菌薬はきちんとしたメーカーの物できちんとしたデータがありきちんとメーカー推奨法できちんとした濃度で使用すれば非常に効果があると理解してます。当院で使用するEO水は今回のパンデミック前のSARS、MARS、新型インフルエンザ等の感染症に非常に効果があると確認されていて、新型コロナ(COVID-19)に対しても効果がありエアロゾル感染が懸念される為空気中に噴霧器で散布させるのが有効であるとダイヤモンドプリンセス号に乗船し対応した医師の論文も発表されています。ただ単に噴霧させるだけでなく業務用も含め複数台の加湿器・噴霧器を使用しミストを診療所内に充満させる様にしました。なので診療室内は少しもや?キリがかる?的に若干霞んだ感じになってます。壁、床、天井等空間の除菌にも対応できます。またこれからの季節冷房を使用しますがミストの蒸散効果のため少し寒く感じられる事もあるかと思いますがエアロゾル院内感染対策の為何卒ご了承ください。

今後は知事のおっしゃる様に少しずつ恐れながらも緩めれる事は緩め、でも続けるべき事は続け、完全はなくとも少しずつ日常を取り戻していけたらと考えて日々診療に取り組んでいきたいと考えています。危機感なく歯科診療をしてはいけないという考えは変わりません。手指消毒を小まめにする、空気清浄機を設置、ドアノブ取っ手等を小まめに除菌、定期的な換気等は大事ですが飲食店や商業施設レベルの対応ではダメだと認識しています。今後もより有用であると判断したものはできる限り取り入れていく所存です。長々とすみませんでした。

 

 

 

 

 

 

投稿者: 医療法人裕凛会 たかやま歯科医院

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